しめきし
しめきしとは、鍋のしめとして食べるきしめんです。
正式名称は「しめきしめん」、略して「しめきし」です。
鍋のしめとしてよく知られているのは、ご飯、うどん。
名古屋でも「しめきし」という言葉は珍しく、言葉としては知らない方もいらっしゃいますが、うどんのように鍋のしめにすることはよくあります。
名古屋の老舗きしめん店の目線から、しめきしにおすすめの鍋を3つ紹介します。
- すき焼き
甘辛いつゆに生卵を割って半生状態にしたところへ、きしめんを投入します。煮詰まって味が濃縮しているところへ生卵を入れることでまろやかになり、さらにきしめんを入れることでちょうどよい加減でしめることができます。
もちろん、生卵を入れないでそのままきしめんを投入しても美味しく食べることができます。名古屋をはじめとする東海地方では、かなり知られている食べ方です。
- キムチ鍋
唐辛子のピリ辛さと野菜の旨味、豚肉のジューシーさを味わったら、しめです。
きしめんは麺が平たいので、ほどよくからみ美味です。
すき焼き同様、煮詰まって味が濃縮しているので生卵を入れてマイルドにすることもおすすめです。 - 味噌煮込み
味噌煮込みうどん、味噌煮込みきしめんという料理があるくらいなので、味噌にきしめんは大変合います。
あまりにオーソドックスなので最後にしましたが、有名です。家庭の料理として、つゆをそのまま飲めるくらいの濃度の味噌煮込みには、きしめんがおすすめです。
つゆと平麺がほどよくからんでおいしくいただけます。
※味噌煮込みの写真は当社メニュー写真を使用しております。
すき焼き、キムチ鍋は素材写真を例として掲載しております。