きしめん辞典
きしめんに関する
あらゆる知識をご紹介!
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八宝
「多くの」を意味する八宝。
「八」という数字は、中国で縁起がよいとされ、日本でも末広がりと好まれています。中華料理の八宝菜は、具材がきっちり8種類というわけではなく、豚肉、葉野菜、タケノコ、ニンジン、エビ、うずらの卵などたくさんの山海の幸が使われています。
きしめんの八宝も、具だくさんで様々な味や食感を楽しめ、栄養バランスの良いことが特徴です。 -
五目
五目は「5種類の品」だけに限らず、「いろいろなものが混じっていること」を意味します。
炊き込みご飯や焼きそばと同じく、きしめんでも定番です。五目の内容はお店によって異なりますが、当店の「五目きしめん」にはキャベツ、ニンジン、ピーマン、豚肉などがたっぷり入っています。
五目を「炒める」ことが当店の特徴で、それぞれの歯ごたえを楽しんでいただけます。 -
おかめ
「おかめ」は、「お多福」とほぼ同じで、縁起物として親しまれてきた、ふくよかな女性のお面だそうです。
もう一つの意味が、かまぼこ、のり、青菜、椎茸などをのせた麺類です。
具材を、おかめの面の目や口などに見立てて並べたことに由来します。
きしめんでは、花麩、椎茸、ホウレン草、かまぼこが基本で、お店によってそれぞれ個性があります。
当店では、厚い「だし巻き」が好評ですよ。 -
卵(半熟卵、月見卵)
みそきし、みそ煮込みきしめんなど味噌系のきしめんによく登場する具材、卵。
こうしたきしめんに使われている八丁味噌などの豆味噌は、麦味噌や米味噌と比べると煮ても風味が落ちにくく、さらにつゆはだしもしっかりと効いています。
この濃厚な味わいと相性がよいのが、まろやかな卵です。
黄身をいつくずすか、どう食べるのかも、卵の楽しみ方となっています。 -
花かつお
仕上げにふんわりのせる花かつおは、湯気で踊るような様子が楽しく、かけきしめんになくてはならない存在です。
この花かつおは「荒節」をうす削りしたもの。
鰹節には、カツオを煮て燻し乾燥させた「荒節」と、荒節の表面を削ってかび付けをした「枯節」があり、荒節を口どけのよいうすさに削ったものが花かつおです。
うす削りのほか、厚削り、砕片も含めて「かつお削りぶし」といわれます。