きしめんの麺はなぜ平たいの?
名古屋名物「きしめん」はなぜ平たいのでしょうか?
きしめんが平たいのは、昔、ゆで時間と燃料費を節約する必要があったから
きしめんはうどんより少し平たいです。
麺を平たくする理由は、ゆで時間が約半分程に短縮でき、燃料代の節約にもなるからです。
きしめんは江戸時代から庶民の間で親しまれていました。
当時の燃料は薪。燃料節約の必要性が高い時代です。
燃料費を節約でき、時間も短縮できるきしめんは、名古屋人の経済観念に合っていたので、広まっていったのでしょう。
※諸説あります。
きしめんとうどんの違いは?(麺の幅、厚さの基準)
きしめん、うどん、麺の幅や厚さに基準はあるのでしょうか。
- 手打ち麺:基準なし
最近は幅広麺がブームです。
幅が5センチ近くもある麺を出している店もあります。 - 乾麺:基準あり
幅4.5mm、厚さ2mm未満。「幅4.5mm厚さが2mm未満の帯状に成形したものにあっては、干しひら麺、ひら麺、きしめんまたはひもかわと記載することができる」
※日本農林規格(JAS)の乾めん類品質表示基準より。
名古屋のきしめんの特徴
きしめんはうどんより平たいので、うどんとはまた違った食感を楽しめます。
もちもち食感で、やわらかい中にもしっかりとしたこしがあり、つるっとしたのど越しであることが名古屋のきしめんの魅力です。