きしめんとうどんの違い(麺)
きしめんを打つのはうどんを打つよりも大変!?平たい麺に隠されたヒミツとは

きしめん

うどん
「きしめん」と「うどん」の麺にはどのような違いがあるのでしょうか?
きしめんもうどんも小麦粉に塩と水を加えて練り上げた生地で作られる麺であり、ここに大きな違いはありません。
そのため、日本農林規格(JAS)や食品表示基準などでは、きしめんはうどんの一種として扱われています。
◇麺の形状の違い
きしめんとうどんを見比べたときに最初に気がつくのが麺の形状の違い。
平たくて薄い帯状の麺である「きしめん」であるのに対し、うどんは丸や四角の断面になっています。
実際、日本農林規格(JAS)でも、乾麺については「長径が1.7mm以上に成形したもの」をうどん、「幅を4.5mm以上とし、かつ、 厚さを2.0mm未満の帯状に成形したもの」をきしめんとして定義しています。
◇きしめんはうどんより手間がかかる
実は、名古屋の昔ながらの手打ちの作り方では、きしめんのほうがうどんより作るのが大変です。
・労力
うどんよりも薄く伸ばしていくため、職人の間でも「きしめんを打つのはうどんを打つよりも大変」と言われています。
・作業場
うどんより薄く広く伸ばすため、作業場所を広くする必要があります。このため、一度に作ることができる量が少ないです。
現在名古屋市内では、手打ちきしめんを食べられる店舗はほとんどありません。
当社吉田麺業では、機械と人の手で、名古屋の手打ちきしめんの味を再現しています。
なめらかなツルツル食感、もちもちとした歯ごたえは、名古屋のきしめんだから出せる特徴です。