きしころ
その1
「きしめんの“ころ”」の略称。
「ころ」の語源は、冷たくても香りの立った、濃いめのつゆを使うことから「香露(こうろ)」が訛ったもの等、さまざまな説があります。
麺をひと玉、ふた玉と数えることから、石ころやさいころ、あんころ餅のように小さくて丸いものを指すときに使う「ころ」と同じ意味とする説が有力です。
その2
きしころは「冷やかけ」や「冷やしぶっかけ」などの冷たい麺に例えられますが、店によっては常温で提供する店もあります。
また、昔は茹でたての麺を水でしめて、温かいつゆをかけたきしめんもきしころと呼ばれていたようですので、きしころとは「温かくないきしめん」というのが正しい解釈になります。