「あんかけ」は隠れた王道の名古屋めし

実は名古屋人は「あんかけ」が大好き。
とろみのあるあんを使った料理は名古屋めしの中にも数多く見られます。
そのルーツとも言えるのが「あんかけきしめん」。

とろみのあるあん仕立てのつゆがかかった定番きしめんの一つです。
和風仕立てのあんが具材とともにきしめんに絡み、優しい美味しさが口の中に広がります。

あんかけ仕立てにすることで冷めにくくなるのも大きなポイント。
どんな具材とも相性が良く、寒い日にフーフーしながら食べれば、身体の芯からポカポカになるでしょう。

■基本の作り方（分量は1人前の目安）
1.きしめんを茹でる。
2.つゆを鍋に入れ沸騰させてから、好きな具材を入れ、ひと煮立ちさせる。
3.つゆに水溶き片栗粉を加えてよく混ぜ合わせ、とろみをつける。
4.丼にきしめんを入れてあんをかけ、トッピングして完成。

■作り方のポイント
・つゆはだしと醤油・白醤油を混ぜた赤白つゆ仕立てがおすすめです。
　かまぼこやしいたけ、刻んだ油揚げ等をつゆで炊くと具材の旨味がつゆにプラスされて一層美味しく仕上がります。
・水溶き片栗粉は「大さじ半分の水＋大さじ半分の片栗粉」が目安。
　ダマにならないよう手早くかき混ぜ、水溶き片栗粉を入れたらすぐに火を止めましょう。
・隠し味に調理酒を極少量入れると味が引き立ちます。

■食べ方のポイント
・あんかけきしめんのトッピングには玉子焼がおすすめ。
・天ぷら、かき揚げも良く合います。
・「ご飯」がベストパートナー。
　残ったあんにご飯を入れると、あんの美味しさを余すことなく味わえます。