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名古屋限定の「えびおろしきしめん」
日を追うごとに気温も高くなり、否が応にも夏の訪れを実感します。7月も後半になると、学生さんたちはいよいよ夏休みに入りますね。エスカ地下街も大勢の若いお客様たちで賑わい、より活気づきます。今回は、そんな食べ盛りの学生さんたちにおすすめのメニューを紹介します。
当店では通年、冷たいきしめんをご用意していますが、とくに夏の暑い日にガッツリと召し上がっていただきたいのが、この「えびおろしきしめん」(1200円)です。
ところで、「えびおろし」は名古屋のきしめん屋さんやうどん屋さんにしかない、いわゆる名古屋限定メニューであることをご存じでしょうか?その発祥は昭和40年代前半。あるうどん屋さんでお客様のリクエストでえび天と大根おろしをのせたのがはじまりで、市内から県内全域へと広がっていったそうです。
基本となる具はメニュー名にもあるえび天と大根おろしになりますが、お店によって内容が少しずつ違います。当店は、えび天2本とカボチャ、ナス、大葉、シシトウの天ぷら、ワカメ、大根おろしと盛りだくさん。もちろん、天ぷらは注文ごとに揚げます。熱々の天ぷらを冷たいつゆと麺、そしてたっぷりの大根おろしとともにお楽しみください。
さて、お中元シーズンも本番を迎えています。ごま酢(2人前)とざるつゆ(2人前)、麺つゆ(1人前)と麺(5人前)がセットになった「ざる三昧」(1080円)がこの時季にはとくにおすすめです。
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「ごま酢きしめん」は、自家製のごまだれが味の決め手!
梅雨の時季になりました。名古屋はただでさえ湿度が高いので、気持ちも梅雨空のようにどんよりとしてしまいます。本当に梅雨明けが待ち遠しくなりますね。また、この時季は食欲も失せがちですが、当店にはおすすめのメニューがあります。
それは「ごま酢きしめん」(950円)。今でこそ、ほかのきしめん屋さんでも創作きしめんを見かけますが、当店ではエスカ店が開業する1971(昭和46)年に、すでにメニューにございました。当店が、創作きしめんの元祖と言っても過言ではありません。
メニュー名からも分かる通り、味の決め手はごまだれ。きしめんに使うかえしとごまのペースト、酢を合わせた自家製です。しかも、出来立ては味に角があるので使えません。約1ヶ月間寝かせて、まろやかな味わいになってからようやく使うことができるのです。
具材はたっぷりのキャベツとニンジン、キュウリ、プチトマト、椎茸、だし巻き玉子、カボチャの天ぷらと盛りだくさん。ごまのコクと香り、そしてほのかな酸味が野菜の甘みを引き立てて、サラダ感覚で楽しめます。
また、ごまだれはややとろみがあるので、うどんやそばよりも平打ちのきしめんの方がより麺にたれが絡むだけに、断然美味しく食べられます。「ごま酢きしめん」は、きしめんの可能性を感じさせる一杯でもありますね。鬱陶しい梅雨を「ごま酢きしめん」で吹き飛ばしましょう!
さて、4月からお土産用の「ざるきしめん」(2人前430円)の発売を開始いたしました。ご家庭でも当店の味が楽しめるとあって、おかげさまで大変ご好評をいただいています。名古屋駅構内のキヨスクをはじめ、エスカ地下街のお土産物店でも購入できます。
この機会に是非どうぞ。 -
多彩な味が楽しめる「三色膳」、オススメです!
新緑が美しい季節になりました。行楽シーズン真っ只中ということもあって、名古屋駅ではご家族連れで旅行を楽しむ方々をよく見かけます。旅の楽しみといえば、その土地で昔から地元の人々に親しまれているグルメですよね。
とくに名古屋には、きしめんをはじめ、数多くの名古屋めしがあります。どの店も量が多いので、名古屋めしは食べ歩きには向かないといわれています。でも、せっかく旅行に来たのだから一度の食事で多くの種類のものを食べたくなります。
当店ではミニサイズのカレーきしめんと五目きしめん、天丼、さらにポテトサラダをセットにした「三色膳」(1150円)をご用意しています。
まず、カレーきしめんですが、やはり、味の決め手は炒めた玉ネギと牛肉をくわえた自家製のカレールーです。試行錯誤を重ねて、幅広い年齢のお客様に楽しんでいただけるように、マイルドな味わいに仕上げました。
一方、五目きしめんは、炒めた玉ネギとニンジン、キャベツ、ピーマン、豚肉をたっぷりとのせた当店のオリジナルメニュー。仕上げにくわえたごま油の風味も食欲をそそられます。それぞれミニサイズとはいえ、えび天と野菜天の天丼とポテトサラダも付きますから、十分に食べ応えがあると思います。
この「三色膳」は、現在のJRゲートタワーが建つ前にあった名古屋ターミナルビル内の飲食店街で当店が営業していた頃からの人気メニューです。当時は、山かけ(とろろ)と天ぷら、五目の3種類のきしめんをセットにしていました。
また、夏場にはざるきしめんを付けたこともありました。「ご飯ものをつけてほしい」というお客様のご要望にお応えして、きしめんを2種類にして1種類を天丼にして、現在の形になりました。当店人気のきしめんを組み合わせた「三色膳」を是非ご賞味ください。
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「えび天おかめきしめん」はキャラ弁のルーツ!?
すっかり春らしくなってきましたね。ポカポカ陽気が心地良く、どこかへ出かけたくなります。この時季は県外から名古屋へ観光に来られたお客様に沢山ご来店いただいております。中には「名古屋めしを食べること」を目的に名古屋へ来られた方も多いと思います。
当店も「きしめん」(680円)をはじめ、「みそきし」(900円)、「味噌煮込みきしめん」(1150円・小ライス付き)、「みそかつ膳」(1400円)など名古屋めしを豊富に取り揃えています。
が、名古屋へ来るのは2回目、3回目というリピーターのお客様は、すでに定番の名古屋めしを召し上がったことがあると思います。そこでオススメしたいのが、名古屋で昔から営んでいるきしめん店には必ずと言ってよいほどある「おかめきしめん」(860円)にえび天をのせた「えび天おかめきしめん」(1000円)です。
おかめきしめんとは、かまぼこや椎茸、青菜などの具を入れたきしめんのことです。また、「おかめ」は「お多福」とも呼ばれる、ふくよかな女性のお面で、古くから縁起物として親しまれてきました。
昔はおかめの顔になるように、かまぼこや椎茸などの具材を並べていました。ちょうど、今で言うところの「キャラ弁」みたいなものですね(笑)。「おかめそば」は、江戸時代末期に江戸・下谷七軒町にあった『太田庵』というお蕎麦屋さんが発祥の店とされています。それが江戸中に、そして名古屋にも広がりました。名古屋ではそばのみならず、きしめんにも用いられています。
当店の「えび天おかめきしめん」の具材は、揚げたてのえび天をはじめ、かまぼこと椎茸、だし巻き、小松菜、わかめ、ネギと具だくさん。白醤油を使った上品な味わいの白つゆ仕立てになっています。遊び心溢れる一杯をお楽しみください。
また、4月初旬より、お土産用の「ざるきしめん」(2人前430円~)の取り扱いがはじまります。こちらも是非ご賞味ください。
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新天地で「勝つ!」という願掛けに「みそかつ膳」をどうぞ
受験や就職活動も終わり、来月から新たな学校や職場へ通う方も多いと思います。また、社会人の方も人事異動のシーズンですね。新たな部署へ異動して、心機一転して頑張ろうと決意を新たにしている方もいらっしゃることでしょう。
新天地での皆様のご活躍をお祈りさせていただくとともに、「勝つ!」という願掛けを込めて、当店の「みそかつ膳」(1400円)をオススメいたします。
とんかつに使用する豚肉は、長野県南アルプス山脈の大地で育ったこだわりの豚、上信ポーク。豚肉特有の臭みがなく、やわらかい肉質が特徴です。それを存分に堪能できるように、仕込みの際にあまり包丁で叩かず、食べやすいようにすじを切るだけにしています。
味の決め手となる自家製の味噌だれは、八丁味噌をベースに白味噌など数種類をブレンドした味噌を練って和風だしで割ってあります。
いちばんこだわったのは、甘さと辛さのバランス、そしてとろみ加減です。あまり甘すぎても食べていて飽きてしまいますし、とろみが強くても口当たりが重たくなってしまいます。味噌だれはあくまでも調味料ですから、主張しすぎず、上信ポークの旨みを引き立てるものであるべきと当店は考えています。名古屋にはみそかつが食べられる店が数多くありますが、専門店にも負けないと自負しています。
きしめんと茶碗蒸し、自家製のだし巻き卵、ポテトサラダ、ご飯、香の物も付いてボリューム満点です。当店の「みそかつ膳」を是非ご賞味ください。